家庭系ごみの一部有料化と戸別収集  9月30日【月】  からスタートします

海老名時間×海老名市

2019.04.15

家庭系ごみの一部有料化と戸別収集  9月30日【月】 からスタートします

 全国的な流れでもある家庭系ごみの一部有料化が、海老名市でも今年の9月30日(月)から始まります。「えっ知らない!聞いてない!」という方、今からでも遅くはありません。海老名市のごみ処理の現状と、なぜ今〝有料化〟なのか、じっくり考えてみませんか?

   

 昭和30年代、高座3町(海老名・座間・綾瀬)が共同処理を検討。3町の合意に基づき、ごみ処理施設を海老名市本郷に建設することが決まりました。そして昭和42年の稼働開始以来、3市の家庭系ごみは全て海老名市に集められています。施設からのばい煙や悪臭、騒音、振動、流出事故への不安など地元の負担は実に50年以上。さらに海老名市のごみの焼却量は、平成26年を境に増加に転じているのが現状です。まだまだ減量の余地があり、それには私たち一人ひとりがごみの分別による資源化と減量化を実践しなければなりません。

   

 では、実際に「有料化」でごみは減るのでしょうか。県内で有料化を実施している4市を例にとれば、導入前と比べて排出量が16〜27%もマイナスになっています。有料化はすでに全国の市町村の6割以上で導入されており、その有効性が確認されています。海老名市でも有料化により「ごみを減らそう」「ごみになるものは貰わないようにしよう」「資源は分別してリサイクルしよう」と意識は変わってくるはずです。さらには、ごみを減らすことにより、ごみ処理施設への負担を軽くし、維持にかかる費用の軽減や延命化も図られるのです。

   

 また、同じく9月30日(月)から市内全域で家庭系ごみ(燃やせないごみ・資源物を除く)の戸別収集が開始されます。戸別収集になると排出者が明確になり、ルール違反のごみが減少するほか、ごみ集積所までごみを運ぶ必要がなくなり、高齢の方などの負担が軽減され、街の景観が保たれるなどの効果が期待されます。

   

 ごみは出したら終わりではありません。これを機にごみ出しに対する意識改革を始めましょう。