夏休み明けから一部の公立小・中学校と連携して、校内に「誰でも利用できる居場所」を運営しています。 登校渋りや聴覚過敏で休み時間の大きな音が苦手など、様々な理由で子どもたちが訪れています。「いつもの教室」という制限を少し緩めるだけで、子どもにも保護者にも、そして先生にとっても安心できる過ごし方が見えてくるような気がします。場が持つ学びの可能性について、ずっと温めてきたアイデアがあります。学校とおウチの往復ではなく、そのあいだにある社会に学ぶ場があったら、子どもたちはもっと自分らしく学べるんじゃないだろうか?例えばまちのケーキ屋さんを先生にして、プロの仕事について学ぶ。さらに、その仕事のなかにある算数や理科や社会科に触れたり。きっと大人でも発見の連続ですよね。
私は、学校の勉強がいらないなんて思わないんです。それも確かに選択肢を広げてくれるものだから。 今までがんばってきたけど突然学校に行けなくなってしまったという時、今までの積み重ねがなくなるわけじゃない。 それを活かしたり伸ばしたりで きる「まちの学び場」 。教科学習も探究学習も、まちでも学校でも!その第一歩が、このまちから始まります。